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■インタビュー動画
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Q『僕のニューヨークライフ』のアイディアはどこから生まれたのですか?

「数年前から、似たような人々を知ってたんだ。映画では誇張して描いているけど、似たような女の子も、似たような男の子も、僕が演じたような男も知っていて、彼らの間で物語を転がすように想像してみたんだ」

Q主人公のジェリーは喜劇作家です。彼の役は、若い頃のあなたの姿のように見えたのですが……。

「僕が書くキャラクターをいつも脚本家や役者にするのは、彼らの生態をしっているからなんだ。そうじゃなかったら、どんな家に住んでるのか、どんなレストランで食事をするのか、わからないじゃないか。脚本家やミュージシャンや教師とか知ってる業界に人々を登場人物に物語を作るほうが安全なんだ」

Qこれはあくまでも想像なんですが、ジェリーは20歳の頃のあなたで、現在のあなたが若い頃の自分と対話しているように思えました。

「そうだね、最初にそういうふうにも考えていたんだ。だからそうとも言えると思うよ。ジェリーには僕の若いころの要素を入れてあるし、老人役の被害妄想的なところはまさに僕だ。だから、若い人物が彼の老いた姿と対話しているようにも理解することができるかもしれない。そういうふうに考えることもできるだろう。でも、僕が意図したことはそうじゃなくて、3人の物語を描くことだったから。恋に溺れる少年、少年に恋いこがれられる、とてもセクシーだけど扱いづらい少女、老人は少年にアドバイスを与え続け助けにもなるんだけど、後になって老人は狂ってたってことがわかる。この3人の物語はおもしろいものになるんじゃないかと思ったんだ」

Qでは、もしあなたが若かりし頃の自分にアドバイスを与えることができるとしたら、どんなことをアドバイスしますか?

「う?ん……。僕は、誰にもアドバイスなんてできないものだと思ってるんだ。アドバイスなんてものは、人の感情には全く働きかけないものだと思う。アドバイスを聞くには聞くだろうけど、きっと『よくわかってないくせに勝手なこと言ってるよ』なんて思われるのが関の山だ。それに若い人にアドバイスをするのは本当に難しいことだよ。彼らは表面的にはわかったふりをするかもしれないけど、きちんと受け取っていないだろう。自分が年をとって、若い頃のことを思い返したときに、間違っていたことに気づいたとしても、若い人に何にもアドバイスしてあげられることはないだろう。間違いを避けて進む方法を教えたとしても、人はきっと間違いを起こすだろうから。老人のアドバイスなんて聞かないで間違えをおかすんだ。そういうもんだろう?」

Qあなたが20歳の頃、将来映画監督になるだろうと想像できましたか?

「いいや。興味も持ってなかった。僕が20歳の頃、劇作家になるのだけが夢だった。テネシー・ウィリアムズやユージン・オニールのような、ヘヴィでシリアスな悲劇を書く劇作家に憧れていたんだ。でも僕には悲劇を書く才能はなくて、笑わせることしかできないと気づいたとき、失望した。それに人を笑わせることにはそんなに興味を持っていなかった。観客に衝撃を与えたかったのに、僕が書いたもの全てに、人々は笑ったんだ。キャバレーでジョークを言うようになって、どんどん成功していって、人々に愛されるようになった。テレビに出たら、気に入ってもらえた。それが僕の人生に起きたことなんだけど、映画監督になるなんて思ってもみなかった。ずっと舞台にかかわりたいと思っていたのに。それからしばらくして、映画の脚本を書く仕事をもらったんだ。僕はもちろん書いた。その映画は成功してQ僕は好きじゃなかったけど、とても成功したんだ。そして、『二度と脚本は書かない!』と言ったんだ。『僕に監督をやらせてくれないんだったらね』って。だって、映画監督というのは非常に映画の脚本家と近いものなんだ。そして、『OK、監督やってみれば』と言われたんだ。それから僕の処女作を監督したんだけど、あまりいい出来だとは思えなかった。だけど、すごく成功したんだ。それから二番目の映画も、三番目の映画も……それからずっと監督業を続けてる。マーティン・スコセッシやスティーブン・スピルバーグ、フランシス=フォード・コッポラのように監督になるために生まれて来たような方々とは違う。そういうふうには感じたことはないんだ。映画の制作資金を集めてくれるから、映画を撮る。情熱のありったけをぶつけているわけじゃないんだ。最近、舞台のために戯曲を書くことができてとても幸福に感じている。ユージン・オニールのように舞台のために悲劇を書くことができたけど、それも生まれてついて持ち合わせたものじゃないような気がしている。でも、コメディは僕のなかから自然に出てくるものなんだ。だから、ちょっと落ち込んでいるんだ……」

Qあなたのキャリアはコメディ作家としてスタートしましたが、あなたにとって、コメディとはどういうものですか?

「コメディは……人々を笑わせるもの、楽しませるものだ。古典的なドラマの時代から、コメディというものは観ているときも楽しく、きれいにまとまった作品だ。僕自身の見解だと、コメディというのは笑い笑い笑い笑い……というもの。だけどシェイクスピアの作品なんかだと、物語では笑う必要がなく、でもラストでうまくまとまっている作品をコメディと呼ぶこともある。僕は、笑いがなければコメディじゃないと思っている。それが僕の持論」

Qでは、人生はコメディだと思われますか?

「人生はコメディかって? そうは思わないな。僕は人生とはいくつかのおもしろいエピソードが含まれた悲劇だと思っている。人生とはいつも悲しいものだし、悲劇的なものだよ。全ての人の人生が美しく終わるとは限らない。悲劇的だけどあそこにちょっとしたおかしなことが、ここにもおかしなことが……というふうに、真逆ではないんだよ。幸せな最期で、ここに悲劇が、あそこにも悲劇が……というものではない。最期は最悪でも、そこかしこにおもしろい要素があるはずなんだ」

Q人生って悲しいですね。

「そう、悲しいんだ。だから僕は悲劇を書きたいと思ってるんだよ。コメディは人々を楽しませるけど、本当の人生とは何かということには触れてないからね」

Q主演のクリスティーナ・リッチについて聞かせてください。彼女は、『ウディ・アレンの映画に出演するならば、完璧なウディ・アレン・ガールを演じなくっちゃ』と言っていましたが。

「クリスティーナ・リッチはまさに僕の映画のタイプの女の子だね。都会的で、セクシーで、トラブル巻き込み型な人格を自然に表現してくれたから。そして彼女は本当に素晴しい女優さんだったよ。僕ら3人のコンビネーションは完璧で、僕にとって完璧なキャスティングだったね。彼女がスクリーンに登場するとかわいらしく、興味深いルックスだけど、演技も上手いし、なにしろ“女の子の複雑さ”を自然に表現できる女優さんだから。自然に僕の映画の中に存在していたね」

Qジェイソン・ビッグスはいかがでしたか? 映画の中の彼はまるであなたの口癖をまねてしゃべっているようでしたが。

「みんなそう言うんだけど、そういうふうにしむけた訳じゃないんだ。ジェイソンはとてもスイートな男の子で、人に好かれるし、人を楽しませることができる。僕のように神経症っぽくはないから(笑)。もし僕がジェイソンのような役をやったとしたら、クリスティーナよりも神経質に見えてしまっていたと思う。神経症の少女、スイートで純粋な少年、狂った老人(笑)の3人がこの作品には必要だったんだ。ジェイソンは軽いコメディ・タッチを持っていて、スイートで愛すべき少年だ。彼も完璧だったよ」

Qクリスティーナ、ジェイソンそしてあなたがとても完璧な三角関係を形成していましたね。

「三角関係、そうだね。本当にその通りだよ」

Q『僕のニューヨークライフ』を観る日本の観客に向けてメッセージをいただけますか?

「『僕のニューヨークライフ』は作っていてとても楽しかった作品です。これはとてもキャラクター主導型の映画で、『さよなら、さよならハリウッド』のように葛藤が主題になっている作品ではないから。『さよなら、さよならハリウッド』は盲目の映画監督が主人公で……でもこの映画にはそのような要素はありません。3人のキャラクターが互いに影響し合うパワーについての映画で、とってもセクシーで神経質な女の子と、彼女のことを愛するスイートなボーイフレンド、そして僕が演じた狂った老人が男の子にアドバイスを与え続け、彼も言うことを聞くんだけど、最期に僕が完全に狂ってしまうんです。映画の強さは、ありえないようなキャラクターの3人が混ざり合って化学反応を起こすところにあると断言できます」

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