ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
  前のページに戻る

写真01
■記者会見開場にて

写真02
■記者会見開場にて

写真03
■映画チラシ1

写真04
■映画チラシ2

写真05
■映画チラシ3

写真06
■映画チラシ4

  遂にシリーズの最終章『インファナル・アフェアV 終極無間』が公開された『インファナル・アフェア』シリーズ。その公開記念の来日記者会見が4月12日に東京プリンスホテル パークタワー(あの堤義明の最後の巨大プロジェクトと言われているところね)で開催された。当初は、ケリー・チャン、トニー・レオン、アンディ・ラウ、そして監督たちという豪華な面子が揃い踏みの会見となるはずだったが、前日に急病のため、ケリー・チャンの来日がキャンセルになり、当日になりトニー・レオンが会見に間に合わない(機上の人)という状況に。結局はアンディ・ラウ、アンドリュー・ラウ(監督・プロデューサー)、アラン・マック(監督・脚本)、フェリックス・チョン(脚本)による形で会見は開催された。作品自体、香港では1年近く前に公開されており、評価も確実にしていることからだろう、終始本当にリラックッスした形で会見は進んでいった。当日の会見をほぼコンプリートで紹介(一部修正や削除もあります)。そして、4種類あるこの作品のチラシを画像で御覧頂きます。

MC:ケリー・チャンさんは急病のため、トニーレオンさんは今飛行機の中ということで、この会見には現れません。ケリー・チャンさんには静養して早くよくなって下さいねと願うばかりなんですけれども。今日は監督お2人、シナリオをお書きになったフェリックス・チョンさん、そしてアンディ・ラウさということで会見30分くらい行いたいと思います。
  では拍手をお願いします。アンドリュー・ラウ監督、アラン・マック監督、シナリオのフェリックス・チョンさん、アンディラウさんです。
まず監督、プロディーサのアンドリュー・ラウさんからお願いします。

アンドリュー・ラウ:こんにちは。随分大勢いらっしゃいましたね。ありがとうございます。

MC:はい、そして監督と脚本を担当なさったアラン・マックさん。

アラン・マック:香港よりもこんなに大勢の記者の方がいらっしゃってまして、私は本当に感動しました。ありがとうございました。

MC:はい、ありがとうございました。そしてシナリオをお書きになった、フェリックス・チョンさん。

フェリックス・チョン:もうフラッシュの嵐に泣きたいくらいです。

MC:スターの気分ですよね。そしてアンディ・ラウさん。

アンディ・ラウ:僕も皆さんと同じで泣きたいくらい感動しています。今回も今までの映画と同じように皆さんにおいでいただいて、またこのチームでさらにいい映画を撮っていただきたいと思います。

MC:はい、ありがとうございます。それでは質疑応答タイムです。挙手願います。

質問者:今回の3作目で心理描写がですね、心理の崩壊の過程が描かれているという話を聞きました。心理描写を演じるにあたって参考にした物とか人があれば教えてください。

MC:心理描写の部分での非常に微妙な演技に関して演じる立場からアンディさんはいかがでございましょうか。本当に微妙に変化していく難しい役をきちっと演技力、そして持ってらっしゃる才能でクリアしてしまいました。そのあたりについてどうですか?

アンディ:皆さんちょっと誤解されているかもわかりませんけれども、僕の才能というのはそういう精神分裂を演じるのがうまいわけではないんですけれども(笑)。すごくいい脚本家がいたからです。彼に対してこれだけいい脚本を書いていただいて感激しています。このシーンを撮るときに2人の監督にうまく演技できているかを聞いたことがないです。逆に脚本家の彼には聞いてましたけれども。彼にも同じようなストーリーがあるので(笑)。

MC:どうでしょうフィリップさん。お書きになった立場として。

フィリップ:まあ皆さん、僕の顔を見て分かると思いますけれども、ちょっと頭に問題がありますので(笑)。

MC:何か参考になさったこととかおありですか?

フィリップ:まず参考というより、このストーリーを書くにあたって、アンディがやっている役柄のラウに関してすごい思い入れがありました。前にアンディとは何本か一緒に仕事をしていたんですけれども、アンディは演技の面で複雑なものもうまく演じていました。ですからアンディにその複雑な役柄のその程度をどこまで複雑にできるかというのをぜひ演じてもらいたかった。その結果は皆さんご存知の通りですれども、台湾映画のアカデミー賞をとられてますから。

MC:アラン・マックさんは?

アラン:基本的にはフィリップのおっしゃる通りなんですが、アンディ・ラウさんの演技は言うまでもないですよね。

アンディ:言ってください(笑)。

MC:監督。

アンドリュー:この映画の製作にあたって、僕自身の内心の葛藤というのはありました。心配していたのはアンディ・ラウが演じるこの役というのは、実は映画の中で2つあると思います。つまり観客の皆さんは映画でアンディの演技を観て、いわゆる説得力というものがあるかどうか、そこが実はポイントでございまして、多くてもダメですし少ないとまたダメですと。アンディ・ラウが演じる役のこの精神分裂症に陥った時を撮った時は、我々自身も精神分裂症を起こすような状態でありました。また、現場ではアランとフィリップといろんなケンカもしました。まぁ例えば、警察庁で撮る場面がいくつかありましたけれども、僕自身はこういうふうに撮りたいと、しかしアランとフィリップはなぜそういうふうに撮らなければいけないんですかとそこでケンカして、実はこういうことがあってこそいい映画がつくれることができるんだなと思います。まぁこの場を借りましてアンディに感謝をしたいと思います。つまり我々のケンカの結果をよく我慢強く待っていてくれましたね。ありがとうございました。つまり撮影に関しては言葉で表現できない難しいところがございまして、その部分はやはり言葉で言うのはなかなか難しくてとにかく先に撮らせていただいて、映像で観てどう思うのかをお話しましょうと、現場では常にそういうやり方でやりました。

MC:そういうケンカの時にはアンディさんは黙って待っているのですか?

アンディ:ケンカしている時には僕は現場でずっと待っていました。僕はトニーレオンの気持ちになって待っていました。トニーは映画1本のために5年間も待っていましたから(笑)。

質問:先ほどスタッフの方たちはけっこうケンカして撮ったと言っていたんですけれども、ケンカするシーンでトニーさんとアンディさんとレオン・ライさん3人が集まるシーンがあったと思うのですが、キャストの皆さんは仲良く撮影されていたんでしょうか?

アンディ:どのシーンですか?あー分かりました。それで仲がいいかということですか?えー(笑)、

アンドリュー:はい、それでは僕が代わりにお答えします。とっても和やかな雰囲気でした。

アンディ:そんなにいい友達同士には見えないですか?僕たち。友達ですけれどもいい友達かどうかは分かりません(笑)。現場の雰囲気は非常によかったですよ。現場はアンディ以外にもエリック・ツァンさん、アンソニー・ウォンさん、そして中国のチェン・ダオミンさんも現場におりました。ただ強調して言えるのは僕とエリック・ツァンは友達ではないです(笑)。

MC:どこまでが本当じゃないのかっていうのが、本当プロフェッショナルですよね。はい、それでは次のご質問どうぞ。

質問:3作を通して一番印象に残っているシーンをそれぞれ教えてください。

アラン:僕自身は2つの場面がやはり忘れられないです。1作目の屋上でトニーが銃を持ってアンディに突きつけてという場面と、あと3作目の中でふたたび病院でこの場面が現れまして、この場面は非常に印象深い。

アンドリュー:僕にとって1番印象深かった場面はやはりパート3の中でアンディが警察署の中で人に殴られた場面なんですが、殴られながら一生懸命「僕は警官だぞ、警官だぞ」と言う場面が非常に印象深いです。

アンディ:僕は印象深いシーンというのは2つあるんですけれども、まず1つ目はパート3の病院のシーンです。トニーレオンと一緒のシーンですけれども。もう1つはパート1の僕が銃でエリックを殺すシーン。すごく楽しかったです。

フェリックス:僕が一番印象に残っているのはですね、ケリー・チャンの診療所でアンディが行くことになって、そしてまたすでに亡くなってしまったトニーレオンが同じ日に出てくる、こういったやり方というのは今までの映画になかった事だと思います。それがすごく良かったし、もちろんアンディの演技も良かったです。

MC:それでは次の質問です。

質問:この作品、香港映画久々のヒットということで公開されているわけなんですけれども、この作品が香港の映画界、アジアの映画界に与えた影響についてどのようにお考えですか。

アンドリュー:おっしゃるとおり、この映画の製作のときはちょうど香港映画が下り坂を迎える時期でした。撮影にあたって我々は多大な努力をしました。つまり当時香港映画界における色々な悪い習慣、あるいは悪いやり方を変えようと思いました。例えば悪いところは現場に行っても脚本がないとか、あるいはCGの部分がいい加減だとか、あるいは撮影の途中になりますと役者がなかなか時間がとれないと、そういう意味では現場ではいろんな要素があるわけなんですね。ポストプロダクションが間に入りますと、時間がない、あるいはお金がないと、そういうようなものをとにかく直して、いい映画をつくろうと、映画撮影に入る前にも周到な準備をしました。まず1番にアンディ・ラウに尋ねまして「今度僕の会社ができたときに初めてつくる映画ですので、ちょっと助けてくれないかな」と彼に言いますと、「分かりました。やります」と何の条件もなくとにかく約束してくれました。アンディ・ラウのサポートもあって、そこでいろんな計画を実現に向かって着々とできるようになりまして、そういう意味では現場は非常に安心して、投資してくれる側にも安心が生まれていい映画がつくれたと思います。まぁ実際はいろんな問題も起きたんですけれども、いろんな困難はありましたが、とにかく役者を始め、現場のスタッフ、そして投資してくれる側も、みんなとても協力的でいろいろサポートして下さいました。そういう意味で3人力をあわせてとにかく全身全力でこの映画をつくりました。

アンディ:まぁ我々映画人として、僕もその1人なんですけれども、私は演じる側としてなんですけれども、その観客の人が少なくなったということだけで、それを我々この1本の映画だけで香港映画を復帰させれるかどうかというのは何とも言えませんけれども。まず気持ちで、そして我々は自分たちの作品を創作していくということでやって参りました。

『インファナル・アフェアV 終極無間』は絶賛公開中!作品の詳細、及び公開劇場は作品詳細で。

movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
 
 
 
ベクター・メディカルテック・ジャパン
 
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先